2019年12月9日月曜日

6年紙漉き

今年も6年生が卒業証書となる和紙を自分で漉きます。
半原にあるレインボープラザに到着して説明を聞いています。
さあ、エプロンをしたら作業開始です。
とても寒いですが、外で行わなければいけません。
繊維が溶けている水槽の中も冷たい水です。 
水に溶けている繊維を互いにつなぎ止める役割をする液体はトロロア
オイという植物の根から作ります。
この液体が温度上昇に弱く、温かい日や温かい水に溶かすとすぐに
つなぎ止める性質を無くしてしまいます。
なので、寒風吹きすさぶ中、冷たい水で作業を行わなくてはならない
のです。
漉いた紙を一枚一枚重ねていますね。その間には漉いた本人の名前
を書いた紙が挟んであります。
ですから、卒業式の日に持ち帰る卒業証書は、今日お子さんが漉いた
紙が使われています。
ちゃんとお湯を張ったたらいも用意されていました。
子どもたちは自分の順番の時だけですが、ご指導頂いた講師のみな
さんはずっと冷たい水に両手を入れ続けていました。
ありがとうございます。
子どもに見守られて担任も挑戦です。
2枚漉くので、2回目に向けてコウゾの繊維を追加しています。
攪拌したら…
トロロアオイの抽出液を加えます。これで準備OK!