その昔、愛川町では製品を京都御所に納めるほどの品質を誇る和紙
が作られておりました。これを「海底和紙(おぞこうわし)」と言います。 その伝統を後世に伝えるべく、昨年から本校の卒業証書は卒業生本 人が自分で漉いた「海底和紙」を台紙に使っています。 |
会場のレインボープラザに着いて、流れについて説明を受けている
ところです。 |
エプロンを着けて準備万端です。
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ご覧ください。一人ひとり自分の卒業証書の台紙を漉いています。
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台紙には校章の透かしが入ります。そのための薄い切り抜きがすげ
たに貼ってあるのがちょうど写っていますね。とても薄いものなので すが、出来上がった和紙はこの部分だけほんの少し薄くなります。 これを日にかざすと校章の形に見えるわけです。 |
なにもこの寒い季節に外でやらなくてもと思いませんか。実はこの作
業、寒い時期に寒いところでやらないとダメなのです。 |
指さしているのは和紙の原料の一つである「ミツマタ」です。手前が
紙漉き用で、奥は観賞用です。違いは花の大きさと色で、もう花芽 が着いていますが、紙漉き用は小さく白花で、観賞用は大きく黄色 や赤色です。ちなみに、「沈丁花」の親戚です。なお、もう一つの原 料である「コウゾ」が左上の奥に写っていますが、こちらは「桑」の 仲間です。
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全員、2回行いました。このあとの脱水、乾燥、裁断はレインボー
プラザの皆さんがやってくれるそうです。 |
担任も挑戦しました。贅沢にも伝統技能継承者による直々の指導
を受けています。 |
緊張しっぱなしの担任と、それを写真に納める児童です。
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ありがとうございました。出来上がりが楽しみです。
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